最近、街のあちこちでヨドバシカメラの紙袋を目にします。 横はこんな感じ
“何を買ってきたのだろう?” とデジモノ好きの私は気になります。
大規模な家電量販店として成功を収めているヨドバシカメラですが、その名の通り、元は大型カメラ店でした。
1960年に、藤沢昭和(ふじさわ・てるかず)氏によって創業され、藤沢写真商会としてスタートしたヨドバシカメラ。
1967年に新宿区淀橋(現:西新宿)にて株式会社淀橋写真商会を設立。
この地名が社名の由来となっているようです。
1970年代、まだ大規模に写真用品を扱っているお店が少なかった時代。
当時、中学の写真部員でカメラ小僧だった私もよく新宿まで通ったものです。
まだ、インターネットなどというものが世の中になかった時代、よくヨドバシカメラの価格一覧表とにらめっこしては、ニコンやキャノンの一眼レフに憧れたものです。
中学生が、お小遣いを必死に貯めても、買えたのは質流れ品で“ペトリカメラ”の一眼レフがやっとでしたが・・・
この懐かしいヨドバシの価格表、黄色い大判の模造紙で幾重にも折りたたまれています。
黄色い紙に赤と黒の2色刷りで、もちろん写真は無く、機種番号と価格だけが小さい文字でビッシリ書かれていました。
店頭に行けば無料で貰えました。更新の頻度は今となっては定かではありませんが、新しい物が見たくて郵便で請求したものです。
確か、送料分の切手を同封すれば送ってくれた記憶があります。
そう言えば、カメラのカタログなども切手同封で請求したものでした。
送られてくるまでワクワクして、毎日のように郵便受けを覗いたものです。
いつでもネットでデジタルカタログが見られる今では考えられませんね。
大型カメラ店も当時「さくらや」、「カメラのドイ」、後に拡大した「ビックカメラ」と店舗が増えてきましたが、店の空気が肌に合ったのか私は専らヨドバシカメラ派でした。
やがて、カメラもデジカメ時代に入り、秋葉原の家電量販店でもカメラが買えるようになったので、「大好きなヨドバシカメラはどうなってしまうのだろう?」と要らぬ心配をしていた矢先、秋葉原にヨドバシカメラ・マルチメディアAkibaができると聞いた時は大喜びした記憶があります。
家が葛飾なので、今は新宿方面には足が向かずマルチメディアAkibaがお気に入りです。
ネット通販も好きですが、カメラやノートパソコンなどは触ってみないと分からない部分も多いので、デジモノ選びにはよく利用します。
日によって、お店独自のキャンペーンなどもやっていてネットよりも安い場合もあるので、店舗で見たあとネットで買うなどということはせず、フィーリングが合ったものをその場で買うようにしています。
もちろん、趣味の関係ない実用品などはAmazonで買うこともありますし、ザイグルやレイコップなど、ジャパネットたかた特別仕様の方が安かったり高機能だったりする場合もあるので、物によって使い分けています。
そして、冷蔵庫や洗濯機など、大型で持ち運びが出来ない白物家電は、アフターサービスを考えて地元のノジマで買うようにしています。
ヨドバシの紙袋!それは、一流百貨店の紙袋よりも、高級ブランド品の紙袋よりも私にとっては憧れの象徴です。
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