2001年に発売され、12年半にわたり活躍してきたWindows XP。
そのXPが4月9日、サポート終了となってしまいました。
Microsoft Office 2003とInternet Explorer 6も同時にサポート終了となっています。
さて、今後はどうなるか?
総務省の調査によると、全国の自治体が持つパソコンの13%に当たる、約26万6000台がXPのまま4月9日を迎える見込みということです。
個人情報を扱うのに、「ウィルス対策ソフトで対応する」という自治体もあるようです。
パソコン自体に大穴が開いているのに小さい絆創膏で対応するようなものですね。
その上、ウィルス対策ソフトの会社の殆んども、“大穴”を塞ぐことは難しいとの判断からXPサポート終了と同時にXPパソコンへのサポートを終了するようです。
自治体や企業だけでなく個人所有を含めると600万台ものXP機が残っているということです。
また、企業などでは、XPでしか動かない業務ソフトを使っている所も多いようで、乗り替えの場合は新たに業務ソフト開発までの費用を負担しなければならず、対応に苦慮しているようです。
業務ソフトを使う為に、今でも中古のXPパソコンを買い求める会社もあるようで、それなりの需要もあるみたいですね。
何しろ、使い勝手も良く、メディア機能も充実していて、爆発的に売れたXPパソコンですから。
後に発売されたWindowsVistaがメモリー占有率も高く動きも遅い上に、XPで使えていたアプリケーションソフトとの互換性もなく、不人気だったことからXPが増えてしまったという経緯もあります。
Vistaの次に発売されたWindows7はこの“互換性”の部分が改良され、XPで使っていたアプリケーションソフトが殆んど使えるようになっていました。
なので、私はVistaをとばしてXPから7に乗り替えています。
しかし、またまた8&8.1は7で使えていたアプリケーションソフトの大半が起動できず、中にはインストールすらできないものもあります。
目安としては、ソフトメーカーが“Windows8正式対応”を謳っていないと、まず使えないと思っていたほうがよいと思います。
しかし、マイクロソフトさん、なぜ1つおきに“ハズレOS”を出すのでしょう?
Meも98にメディア機能を載せただけだったし・・
サポート終了に備え、私も半年前からこのブログの右上に“WindowsXP時計”というカウントダウンタイマーを設置して、再三にわたり注意を呼びかけてきました。
4月9日の未明に最後の更新プログラムが配布され、本当にサポート終了となってしまいました。
今まで、サポート終了後の危険性や、買い換える場合の機種選定、また、買い替えた場合のデータの移行などについても詳しく解説してきました。
まだ買い替えを済ませていない方は、機種選定→データ移行→8.1をXP風に使えるソフトの導入など私のブログを参考にして、上手に乗り替えて頂ければ幸いです。
また、情報として9日の新聞に「Windows8.1」を9日から改良版に無料で更新するとの発表があったと書いてありました。
なんでも、「マウスで操作しやすくするため、画面上に電源ボタンと検索ボタンを置くなどした」ということです。
そこで、最新版にアップデートしてみましたがインターフェイスはタイルのままで、電源ボタンは現れません。何か特別に設定が必要なようです。
何れにしても、使いにくいことに変わりはないので、ここは潔く『Back to XP for 8』を使いましょう。
8.1になった時も“スタートボタン復活”ということでしたが、ただ単に「タイルの画面とデスクトップ画面を切り替えるのみ」というお粗末なものでした。
ことごとく期待を裏切ってくれますね。
最後に
寂しいですが、WindowsXP時計は4月10日中に撤去致します。
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