富岡製糸場と絹産業遺産群が世界遺産に登録されたということで、それほど興味はなかったのですがミーハー丸出しで行ってみました。
富岡製糸場については富岡市のホームページにも詳しく載っていますので、ここには書きません。
今回は、行ってみて気がついた、周辺の道路事情について書いてみようと思います。
それは、道路規制どおりに進むと、周辺住民のかたに迷惑をかけそうで気が引ける感じがしたことです。
大通りを走っていると、市営無料駐車場の看板。
しかし、地図で調べてみると富岡製糸場までは1キロメートルあり徒歩で12分の道のりです。 富岡製糸場を目指して正面のメインストリートを走ってみると、交通誘導の警備員さんが手招きしているので案内されるまま行くと、富岡製糸場正門から程近いところにコインパーキングがあります。
ここのコインパーキングの料金は最初の1時間が500円で以後20分毎に100円とちょっと高め。東京で言えば上野あたりの相場でしょうか?
しかし、そう長居はしないだろうとココに停める事にしました。
訪れたのはお盆休み真っ最中の8月15日13時頃。
富岡製糸場では、入場券を買うまで10分くらいの待ち時間でした。
家族連れで行って楽しいところではありませんが、歴史背景を考えると実に興味深く、子どもたちに勉強させるには打ってつけです。
歴史や建物の構造、絹糸をつくる仕組みまで、大人の私たちも大変勉強になりました。
絹糸の生産と聞いて、『野麦峠』の話と混同していたのですが、あちらは長野県のお話でした。
富岡製糸場は地元の郷土史研究家の方たちによれば“女工哀史”のようなことはなかったというのがおおかたの見解のようです。
ひと通り見学を終えて帰路につくわけですが、周辺の道路事情に“問題あり”という感じがしました。
正門前のメインストリートはナビでも一方通行にはなっていないのですが、観光の混雑緩和の為なのか、9時~16時まで一方通行の規制がかかっています。
大通りに出るため、指示に従い進むと①の部分では道幅が狭いのに対面通行なので民家の軒先をかすめて走るような感じです。
それを物語るかのように、左側の飲食店のレンガタイルのエントランスはタイヤに踏まれてボロボロになっていました。
②の部分の一方通行では、歩行者が一旦脇道に避けないと車は進めません。
特に②の区間は、観光に関係のある飲食店などは少なく民家が並んでいます。県外ナンバーとしては気が引けます。
メインストリートの部分の一方通行はやめて、来た道をまっすぐ戻って大通りに出られるようにすれば、周辺住民のかたに迷惑をかけずに済むような気がするのですが、9時から16時で規制をかけているのは、部外者にはわからない他の事情もあるのでしょうね。
また、ついでに書くと、うちがコインパーキングで払った料金は600円でした。
それは、滞在時間80分以内だったということ。
通常、丁寧に見学しても2時間ほどで見られると思います。
ということは、富岡製糸場だけをメインで見学に来る人は少ないということです。
うちも、群馬サファリパークに行って、午後の時間がちょっと余ったので足を伸ばした次第です。
となると、お昼は済ませて来ています。
逆回りで富岡製糸場に朝くるかたも、ひと通り見学を終えて他の観光地で食事などをすることが多いように思われます。
うちが行った時も、客引きの店員さんが表に立っていても、飲食店に入っていくお客さんは少ないように見えました。
お盆休みで書き入れ時と思えるのに、13日から15日まで連休にしている飲食店がメインストリートにあったほどです。(他の理由で休みだったらごめんなさい)
おみやげ屋さんはまあまあ賑わっていましたが。
富岡製糸場の世界遺産としての価値は承知していますし、街ももっと賑わってほしいと願っています。
ただ、お客さんにもっともっとお金を落としてもらうには、“ここでしか食べられないもの”や“ここでしか買えないもの”が必要な気がします。
まずは、周辺道路の整備から・・?
世界遺産保全のためにも、大変でしょうけど富岡市さんに頑張ってもらいましょう。
私も、今後も何度か行きたいと思います。
東京より、陰ながら応援させて頂きます。
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