Windows7に標準で装備されている「バックアップと復元」機能。
この中にある「システムイメージの作成」で作ったシステムイメージで復元を試みたところ、なんと!11時間もかかってしまいました。
開始9時間でこんな感じです。
お解りと思いますが、ここで言っているのは「システムの復元」ではなく、「システムイメージの復元」です。
おさらいの意味で簡単に説明しますと、
システムの復元というのは、MeやXPでも付いていた“システムに加えられた変更点”を記録していく機能です。
例えば、アプリケーションをインストールした時、アンインストールした時、ブラウザの設定を変えた時、Windows Media Playerで音楽を保存する際のビットレートを変更した時など、とにかくシステムに加えられた変更点を細かく記録して行きます。
その為、この機能に使われるディスク領域はばかになりません。
先日、リカバリしてアプリケーションを一通り入れ終わったところで、この機能を無効にしたら300MBのディスク領域が却ってきました!
この機能を有効にしたまま半年も使うと、平気で4GBとか5GBとか浪費している事があります。
これはあくまで私の経験ですが、ディスク領域を食う割にはまともに不具合を回復できたことが無い為、ずっと前から無効にしています。
無効にする手順は(Windows7の場合)
スタートメニューの[コンピューター]
システムプロパティ
システムの保護
C ドライブを選択して[構成]
システムの保護を無効にするにチェックを入れ[OK]
システムの保護を無効にした時、不具合からの回復に役立っていたのが「システムイメージの復元」です。
この機能はOSをインストールして、必要なアプリケーションをインストールして、ブラウザやMedia Playerやその他もろもろの設定を全て終えたところでシステムの入っているドライブを丸ごとシステムイメージとして保存するものです。
Z97-PROでは使わ(え)ないので敢えて図解はしません。
例えばウィルスに感染した時は、即座にネットから切断して、感染前の調子の良い時のイメージを戻せば安心です。
物理的にCドライブが壊れた時もドライブを差し替えてイメージを戻せば良いので楽々です。
ところがASUS Z97-PROではこの機能は使えないも同然です。
復元に11時間もかかったのでは・・・
Z77の時は長くても20~30分で戻せたのに。
時間がかかった理由を自分なりですが分析してみました。
さすがに11時間も付き合っていられないので、途中で寝てしまいましたが最初の2時間くらいは観察していました。(朝、起きてもまだ終わっていなかったので笑ってしまいました)
まずディスクアクセスランプです
Z77の時はひっきりなしに点滅していたものがZ97-PROでは20~30秒に1回、ちょこっと点滅するだけです。
アクセスランプが点滅しないということは、復元元も復元先もディスクは動いていないということです。
私の感じたところでは、16GB積んでいるメモリーは全く使われず、オンボードのBIOS用のメモリーにチマチマ展開しては復元先に書き込んでいるような感じです。
しかも、そのオンボードメモリーも高度に進化したUEFIが占有していて、いくらも空きが無いのでは?
何しろこのUEFI、言語設定を日本語にすると、殆どの設定に対してわかりやすい日本語の説明が記述されています。
2バイト文字なので、これでもメモリーを食うでしょうし、それ以上に各設定がツリー構造になっていて詳細設定が別画面で出ます。かと言って決して判りにくいわけではなく、整理されていてだれでも判りやすい画面です。(もちろんAdvanceモードでも)
そのような理由で、少ない空きメモリーを利用して復元しているので時間がかかっているのでは?と思います。
あくまでも私の推測でしかありませんが。
システムイメージの復元は使えるシロモノでは無くなってしまったけれど、不具合の時にOSから入れ直したら、気に入った状態に仕上げて全部終わるまで2~3日かかってしまうし。ということで、ソースネクストでNova BACKUPを買って使ってみました。
ドライブバックアップという機能でシステムイメージを作りました。
CドライブのOS・アプリ・設定込75GBのイメージを戻すのに20分ほどで元通り。
さすがにUEFI対応を謳っているだけのことはあります。
しかもこの高機能なバックアップソフト『Nova BACKUP』、私はソースネクストのメール会員になっていて、「半額」のメールが来た時に購入したので税込み2,036円で買うことが出来ました。
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