今まで5回にわたりDMC-TZ60についてのレポートをお届けしてきましたが、今回が最終回となります。
ズーム性能や低照度時の動画などについては前回までで動画や静止画のサンプルをアップしていますので参考にしてください。
最終回の今日は、最も困難な低照度下における動画撮影中のズーミングについてです。
前回までのレポートでは月の静止画や、日中屋外での動画などを見てきましたが、暗くても静止画ならそこそこキレイに撮れるし、明るければ動画撮影中にズーミングしてもフォーカスが追随することはお解り頂けたと思います。
しかし、今回大事な場面で全くダメな事が発覚!
子どもの学芸会での動画撮影でフォーカスが追随しない事態が起こりました。
学芸会などでよくやりますよね。
まず広角側で全景を撮って、その後、演じている我が子にズームイン。
これがDMC-TZ60は凄く苦手でした。
フォーカスが迷うどころか画像のような状態が、シーンによってですが5秒から10秒も続きます。
ピンぼけのまま我が子のセリフのシーンが終わってしまいました。
これにはガッカリです。
もちろん、学芸会でも静止画だけなら望遠側でもすぐにピントが合います。
ところがある程度暗い中で動画撮影中にズーミングするとまるでピントが合いません。
やはりコンデジのスペックでは、難しい条件が3つ重なると処理しきれないようです。
まあ、DMC-TZ60はマニュアルフォーカスも使えるので、使いこなせるかたならズーミングしながら手動でピント合わせをすれば撮れないこともないですが、大方のかたはムリだと思われます。(私はムリでした)
もし、学芸会や演奏会、入学式や卒業式など体育館で動画を撮る予定があるのでしたら、ビデオ専用機をおススメします。
なんとか1台で済ませたいのならデジイチを買うことになります。
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