Windowsの最新版、Windows 8.1は、ニュージーランドで現地時間10月18日午前0時にリリースされ、その後0時になった場所から順に世界中で提供開始されます。世界中の「Windows 8」ユーザーは、Microsoftの「Windows Store」から無償アップデートとしてWindows 8.1をダウンロードおよびインストールできるようになります。
ウィンドウズ・アップデートとして自動的には8.1になりません。
RTM(製造工程向け)版は既にリリースされていて、10月18日には8.1搭載のPCやタブレットも発売される予定です。
Windows 8.1には「Start」ボタンがありますが、「Start」メニューは無く、このボタンはStart画面に戻るための視覚的なヒントを提供するだけとなっています。
使い勝手については人によって好き嫌いがあるのでコメントしませんが、やはり一番の問題は今まで使えているアプリが使えるかどうかです。
XPで使えていたアプリがVistaではインストールできなかったり、インストールできても起動できないものが多数ありました。
そのため私は、XPから飛び級?で“7”にアップグレードした訳ですが、“7”ではXPで使っていたアプリが殆ど問題なく動作しました。
試しに、“8”のダウンロード版を買ってインストールしてみましたが、“7”で使えていたアプリの半数以上がインストールもしくは起動が出来ませんでした。
Windows 8.1でも使い勝手は変更されましたが、このへんの互換性については全く語られていないので、おそらく同じでは?と思います。
XPのサポート期間は2014年4月9日迄なので、XPユーザーは乗り換える必要があります。
そこで私なりの結論ですが、XPでたくさんのアプリケーションを使って快適に使用している方はメーカー各社ダウングレード販売している“7”に乗り換えましょう。
“8”を買うとたくさんのアプリケーションも買い換えなければならず、大変な出費になります。
ショップブランドパソコンやインターネットでカスタマイズ注文できるタイプの物はアプリケーションがあまり入っていないので、ダウングレードの“7”PCがお薦めです。
因みに“7”のサポート期間は2020年までで“8”(8.1)のサポート期間は2023年ですので、3年の違いです。 “7”は、まだまだ現役のOSです。
逆に今までも最初買った時に入っていたアプリしか使ったことが無いというかたは、富士通やNECなど、プリインストールのアプリケーションがたっぷりのPCがお薦めです。
また、オフィスを使った作業やビデオ編集、フォトショップを使った写真の加工などを全くせず、メールとネットと音楽や書籍のダウンロード、YouTubeの視聴に限った使い方なら敢えてPCを買わず、iPadやAndroidのタブレット端末を買うのも選択肢の1つです。
個人的な使用でのお薦めはこんな感じですが、企業で使うとなるとそうはいきません。
アップグレードする際の多大な労力を考えると、サポート期間は少しでも長いほうが良いです。
8.1をお薦めしたいですが、一般向けアプリが半数以上使えなかった事を考えると、業務アプリがどれくらい使えるか心配です。
8.1が軌道に乗るまで、企業の情報処理部門担当者は眠れない日々が続きそうです。
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