最近、本当に数が増えた街頭設置型防犯カメラ。
このようなステッカーを至るところで目にするようになりました。
凶悪な事件も多いため、事件解明の手掛かりにも一役買いますし、いくらかの抑止力にもなっているはずです。
会社の倉庫や、自宅の車庫に設置する場合は、直接建物に付ける事になりますが、町内会や商店会、自治体などが広範囲に設置する場合は電柱に付けることが多いようです。
その、電柱に設置する場合、通信線や街路灯などとの兼ね合いもあり、かなり基準が厳しいという噂です。
先日、ウチの近所も小学校の学区域ということもあって、待ち望んでいた防犯カメラが付きました。
付いたのは、費用が安目のスタンドアローン型です。
聞いた話ですが、街頭防犯カメラにはネットワーク型とスタンドアローン型の2種類があるそうです。
ネットワーク型は、本当に危険の多い繁華街などで、商店会や振興会が設置して、モニターで常時監視する必要がある場合に用いられる事が多いようです。
調べてみたらネットワーク型には更に2種類あって、無線型とケーブル型に分かれます。
無線型は各カメラに無線機が付いていて、モニターのある場所に電波を飛ばして監視します。
ただ、無線型は価格が高い上に、ビルの多い繁華街だと電波が届きにくいという難点もあります。
ケーブル型は文字通りケーブルテレビや電話線などのように、「ケーブル」を電柱に張り巡らせてモニターのある組合の建物まで引いてきます。
このケーブル型で問題になってくるのが、年間の経費です!
東京電力やNTTの電柱にカメラを設置する場合、“電柱1箇所あたり年間いくら”というように電柱使用料を払う必要があります。
ケーブル型だと、カメラ設置の電柱だけでなく、ケーブを張り巡らせた電柱の本数分の電柱使用料がかかるため、年間の経費がかなりの額になってきます。
そこで最近注目され、たくさん設置されるようになったのが、スタンドアローン型防犯カメラです。
以前はスタンドアローン型と言えば“内蔵ハードディスク型”が多かったのですが、ハードディスクは熱に弱いので、熱対策もしなければなりませんし、消費電力も多めで、けっこう大掛かりな装置になっていました。
最近では、大容量のSDカードが販売されているので、“SDカード内蔵型”が主流になってきました。
ウチの近所に付いたのもこの“SDカード内蔵型”です。
先端部がカメラで、四角いボックスが記録部です。
電源は電柱の上のほうから100Vを引いています。
映像の保存期間は場所によってまちまちですが、SDカードの容量や画質にも依存します。
1週間なのか、1ヶ月なのかはわかりませんが、設定した期間を過ぎると古い画像から上書き消去されていくようです。
事件や事故が起きた時に、ハシゴをかけてよじ登り、SDカードを取り出して映像を見る必要があります。
人間の目で常時監視はしていませんが、確実に「証拠」の映像は残りますし、いかばかりかの抑止力にも貢献していると思われます。
防犯カメラの種類について説明してきましたが、この防犯カメラを電柱に設置する場合、けっこう基準が厳しいと聞きました。
電話線などの通信線とは平行に付けてはいけないとか、カメラ部の最低地上高とか、取付金具の最高地上高とか、カメラ本体に「設置自治体名」をプラ板で取付なければダメとか、色々と細かい取り決めがあります。
この基準を知らない、いい加減な業者に依頼すると、後々面倒な事態も。
東京電力やNTTから、「基準に合わないので、基準通りに直してください」と言われた時に、“一度取り付けたものは知らない”という業者や、会社自体が潰れて直せない場合もあるという(あくまでも)噂です。
これだと、依頼した自治体や町内会が更に“自己負担で撤去しなければならない”などという事態も想定されます。
私が聞いたところでは、セントラル警備保障なら技術基準を熟知しているので問題も起こらないし、大きい会社なのでメンテナンスなどのサポートも心配なしということです。
※私は決してセントラル警備保障の関係者では無い事をお断りしておきます。
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