Acronis True Image Cloud システムイメージのバックアップと復元 所要時間は?

スポンサードリンク

 
 Acronis True Imageの最新版、『 Acronis True Image Cloud 』が2015年9月9日に発売になりました。
 Cloudの名の通り、全てのバックアップをクラウドにも保存できるスグレモノです!

 ネットワークを使用せず、ローカルに保存する下位版は価格も安く『 Acronis True Image 2016 』という名前ですが、上位版の『 Acronis True Image Cloud 』もアイコンは“2016”となっています。しかし起動するとタイトルバーには Cloud と表示されます。
Acronisアイコン

 バックアップマニアの私ですので、さっそく手に入れて試してみました。
 

 本題に入る前に、まずはシステム要件から
1GB RAM
1 GHz以上のPentiumプロセッサ
1.5 GBのハードディスク空き領域

Windows XP SP3
Windows 7 SP1(すべてのエディション)
Windows 8(すべてのエディション)
Windows 8.1(すべてのエディション)
Windows Home Server 2011
OS X 10.8
OS X 10.9
OS X 10.10

 今回のバージョンの新機能としては
マルチデバイス対応(Windows、Mac、iOS、Android、Windows Phone(アップデートにて対応))
モバイルデバイスに関しては、写真、動画、スケジュール/リマインダー、連絡先のバックアップ(Androidのみメッセンジャーのバックアップも可)
Web管理画面でのバックアップ一元管理(Web管理画面からバックアップをとることもできる)
Acronis Cloudのストレージ領域をPCのディスクドライブとして直接マウントできるクラウドアーカイブ
と盛りだくさんの内容です。

 パソコン1台のバックアップならローカルのみの『 Acronis True Image 2016 』でも良さそうですが、今はパソコン・スマホ・タブレットと2台持ち3台持ちも当たり前になってきたので、できれば高機能の『 Acronis True Image Cloud 』を選びたいですね。

 1つのバックアップソフトでWindowsからMacからAndroidまでってすごいです。

 私は以前の記事でバックアップの重要性と、またバックアップソフトを選ぶ時はわかり易いものを選びましょうと書きました。

コマンド画面

イメージ

 バックアップはたいていのソフトでわかり易い画面ですが、問題は復元時。
 私が以前使ったことがあるバックアップソフトの中には、復元時にコマンド画面が開いて、全て英語で(イエス)や(ノー)で進めていく解りにくいものもありました。

 そんな中、このAcronis True Imageシリーズは一貫して復元時もWindows起動時のようなわかり易い画面で操作できる事にこだわっています。

 そして、高機能のバックアップソフトが真価を発揮するのはシステムイメージのバックアップです。

 個々のファイルのバックアップだけなら、無料のソフトがたくさん出回っていますし、それこそ簡易的なミラーリングなら外付けハードディスクなどを買えばオマケで付いてきます。

 システムイメージというのは、オペレーティング・システム(WindowsやMac osなど) の入っているドライブを丸ごとイメージ化したバックアップです。

 もし、ある日突然パソコンが故障したら?
 修理から帰ってきたパソコンは初期状態です。
 色々、アプリケーションをインストールしたり、メール設定をやり直したりと半日~1日費やしてしまうかもしれません。
 また、物理的に壊れなくても、ウィルスが入り込んでパソコンが起動できないなどということも。

 そのような時、システムイメージとしてバックアップを取ってあれば、元の環境にすぐ戻せます。 

 そのようなわけで、ファイルバックアップの使い勝手などは後日アップしますが、本日はシステムイメージのバックアップと復元にかかる時間を検証してみました。

c システムドライブ:使用領域116GBをバックアップしています。
使用環境は
OS:Windows 10 Pro 64bit
PCケース:BitFenix Ronin
マザーボード:ASUS Z97-PRO
CPU:intel Core i7-4790K
CPUクーラー:Scythe阿修羅
メモリ:Kingston HX324C11SRK2/16×2 合計32GB
グラフィックスボード:なし(CPU内蔵GPU)
システム用SSD:Crucial CT512MX100SSD1
ビデオ編集用SSD:intel SSDSA2MH080G2C1
データ用HDD:WesternDigital WD30EZRX
バックアップ用HDD:WesternDigital WD20EARS
バックアップ用HDD:HITACHI Deakstar 0S03357
光学ドライブ:PIONEER BDR-209XJBK2

P1040055_R まず、バックアップを始めます。
 もちろんわかり易い画面です。

P1040063_R “業界最速のバックアップ・復元”を謳っているだけあってバックアップにかかった時間は僅か7分43秒
 同じ環境で以前使っていたバックアップソフトでは12分かかっていました。

P1040068_R そしてバックアップファイルのファイルサイズは43.8GBと使用領域の半分以下です。

P1040078_RP1040079_R 今度はAcronis True Imageで作成したブータブルメディアで起動して復元を試みます。

P1040083_R こちらもWindows起動時のようなわかり易いインターフェースです。

P1040084_R 順を追って復元の設定を進めます。(画面遷移は下に動画を貼り付けておきますので参考にどうぞ)

P1040089_R 復元にかかった時間は何と6分55秒
 こちらは以前使っていたバックアップソフトだと30分以上かかっていましたので大幅な短縮です。

 短時間だからといって不具合が起きるわけでもなく、このあと正常にWindowsを起動できました。

 とても気に入ったので、更に使い込んでみます。
 また、ファイルバックアップなどについてもレポートしていきますのでお楽しみに!
 

スポンサードリンク


最後までお読み頂きありがとうございます m(_ _)m

カテゴリー

コメントを残す