前回 Acronis True Image の最新版、Acronis True Image Cloud を使い、Windowsの入ったドライブを丸ごと、システムイメージとしてローカルハードディスクに保存しました。
そして、バックアップ作業にかかった時間と、また、復元の所要時間をレポートしました。
今回は、せっかくCloud版を使うわけですから、操作画面のわかり易さを交えながら、実際にファイルをアクロニスのCloudに保存してみようと思います。
まずアイコンについてです。
Cloud版を購入しても、アイコンの名称はAcronis True Image 2016となっています。
起動してみます。
起動したばかりは、タイトルバーにAcronis True Image2016と表示されています。
その後、アプリケーションがアクロニスのサーバーと交信して、Cloud版のライセンスが確認されるとタイトルバーもAcronis True Image Cloudに変わります。
左側に表示されているのがバックアップ元で、右側がバックアップの保存先です。
今回は音楽ファイルをCloudに保存してみましょう。
やはり、コンピュータ全体をバックアップしておこうと思った時は、ここをクリックして戻ります。
前回、システムドライブのバックアップはディスクとパーティションから始めました。
ここから、ひとつ前に戻りたい時は、戻るボタンがないのでキャンセルをクリックします。
今回、個別のファイルをバックアップしますので、ファイルとフォルダをクリックします。
音楽ファイルをバックアップしてみましょう。
例として、アバのフォルダをバックアップします。
バックアップ対象にチェックを入れ、OKをクリックします。
これで、バックアップ元として、アバのフォルダ、341.9メガバイトが選択されました。
次は、保存場所として、アクロニスのCloudを選択します。
容量無制限なので、大容量のバックアップも安心です。
これで、バックアップ元とバックアップ先が決定しました。
暗号化してバックアップすることもできますが、今回は純粋にバックアップの時間を計測したいので、そのまま、今すぐバックアップをクリックします。
Acronis True Imageを閉じても、バックアップは裏で続行されるようですし、Windowsを途中で終了した場合も、次回起動時に継続されるようなので、安心のバックアップ方式といえます。
341.9メガバイト分の、音楽ファイルを保存するのにかかった時間は、僅か、約55秒でした。
バックアップが正常に取れているか、Webで確認してみます。
Web管理画面をクリックします。
Web管理画面を開くをクリックします。
通信環境にも左右されますが、けっこう高速でバックアップできています。
さすがにシステムイメージのバックアップともなれば、それなりに時間はかかります。
しかし、アクロニスでは常にパフォーマンス向上に努めていて、アプリケーションとサーバーの双方から最適化を計った結果、最新版では2012年との比較で半分以下まで短縮できているそうで、これからも更なる高速化が期待できます。
これからは単体のパソコンで作業するのではなく、スペックの低いパソコンやタブレットでも色々な作業ができるクラウドサービスが主流になると思われます。
マイクロソフトでさえ、OSはタダで配り、クラウドで収益を上げようとしているようで、Windows 10では組込みの、写真や音楽をクラウドとやり取りするアプリケーションはアンインストールできない仕組みになっています。
各社、写真に強いものや音楽に強いものなど、色々なサービスが出来てきていますが、パソコンのシステムイメージまでバックアップできるサービスは他に見当たらない(私の知っている限りでは)ので、特に中・小規模オフィスなどでも、より安心なバックアップ&クラウドサービスとしておススメです。
Vectorでの商品ページ
Cloud版はこちら
ローカル版はこちら
Acronisの直販サイトはこちら
システム要件
1GB RAM
1 GHz以上のPentiumプロセッサ
1.5 GBのハードディスク空き領域
Windows XP SP3
Windows 7 SP1(すべてのエディション)
Windows 8(すべてのエディション)
Windows 8.1(すべてのエディション)
Windows Home Server 2011
OS X 10.8
OS X 10.9
OS X 10.10
因みに、ウチの使用環境は
OS:Windows 10 Pro 64bit
PCケース:BitFenix Ronin
マザーボード:ASUS Z97-PRO
CPU:intel Core i7-4790K
CPUクーラー:Scythe阿修羅
メモリ:Kingston HX324C11SRK2/16×2 合計32GB
グラフィックスボード:なし(CPU内蔵GPU)
システム用SSD:Crucial CT512MX100SSD1
ビデオ編集用SSD:intel SSDSA2MH080G2C1
データ用HDD:WesternDigital WD30EZRX
バックアップ用HDD:WesternDigital WD20EARS
バックアップ用HDD:HITACHI Deakstar 0S03357
光学ドライブ:PIONEER BDR-209XJBK2
これから、クラウドが主流となってきますので、速い光ファイバーの必要性も増々高まって来そうです。
動画でもまとめてみました。
Macや
iOSや
Androidまでバックアップできるので、非常に便利です。
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