Windows 7 からWindows 10にアップグレードした自作PCですが、不具合も幾つかあり、アップグレード前のゴミでCドライブも肥大化しています。
アップグレード時の不具合の検証と解決法の記事も一段落したので、クリーンインストールしてみることにしました。
もちろん、今回の記事はクリーンインストールを薦めるものではありませんし、アップグレードしたパソコンでも私の記事などを参考に不具合を克服して、現在普通に使えていれば、あえて危険を冒してクリーンインストールする必要はありません。
そして、クリーンインストールを試みるくらいのかたは、そこそこの知識があると思いますので、詳しい手順は省略しますが、私がクリーンインストールをする上で経験した注意点を記してみます。
行ったり戻ったりの手間を踏まないようにするには有用だと思います。
始める前に、必要な個人データは必ず“物理的”な別ドライブにバックアップしておきましょう。そしてインストール作業が終わるまで、パソコンから外しておけば更に安心です。
クリーンインストール用のファイルはここからダウンロードします。
ここでの注意点ですが、クリーンインストールと言えども、今まで使っていた7なり8.1なりのライセンスを使うので、今までが32bitなら32ビットバージョンを、64bitなら64ビットバージョンをインストールする必要があります。
ダウンロードしたMediaCreationToolを起動して、「他のPC用にインストールメディアを作る」にチェックを入れて次へをクリック
言語、アーキテクチャ、エディションの選択では、上から順番に選択しましょう。
私の失敗は、64ビットを選んだあとにエディションの項目をいじったら、気が付かないうちに32ビットに戻ってしまったようで、DVDに焼いて、インストールまでして、Windows 10を起動して、システムのプロパティを確認したら32ビットになっていて、一からやり直しでガックリしました。
ここでは、DVD起動でインストールする場合は「ISOファイル」を、光学ドライブの無い、ノートパソコンなどにインストールする場合は「USBフラッシュ ドライブ」をえらびます。
DVDに焼く場合は順番通りに進めて行けば、ディスクイメージ書き込みツールが出てくるので、空のメディアを用意しておきましょう。
ここからは、上記で作成したインストールメディアを使ってのインストール編です。
クリーンインストールをするかたは、光学ドライブからの起動方法もお分かりでしょうし、手順通りに進めて行けば良いので、こちらも注意点を中心にして途中の手順は飛ばしながら行きます。
一旦はアップグレードした(元)Windows 7のプロダクトキーを入力しましたが“合っていない”といわれるので「スキップ」します。
ドライブ0の“システムで予約済み”とドライブ0の“パーティション”を削除してインストールの準備をします。
インストール後に起動すると、またプロダクトキーを聞いてくるのですが、「後で」をクリックして飛ばします。
“自分用にセットアップする”の項目ですが、すでにマイクロソフトのアカウントを持っていて、尚且つ今後マイクロソフトのクラウドなどを利用する予定があるなら別ですが、そうでなければここも「スキップ」しましょう。
自分のパソコンを使うために、Windows 8のようにいちいち“マイクロソフトにログオンしなければならない”という煩わしさが発生する可能性があります。
これは、パソコン本体にログオンするためのユーザー名とパスワードなので設定しておきましょう。
途中、何度もプロダクトキーを弾かれましたが、インストール後のシステムのプロパティでは、ちゃんと「Windowsはライセンス認証されています。」と書いてあります。
自作パソコンなどでも、一旦アップグレードしていて、その時と同じ構成ならプロダクトキーを入力しなくても認識してくれるようです。
オマケ
そしてこれは私の環境「ASUS Z97-PRO」での話なので余談となりますが、Windows 10 のクリーンインストール後、ASUSのサイトから全てのWindows 10 用ドライバやユーティリティーをダウンロードしてインストールしたあとにデバイスマネージャーを確認したところ「SMバスコントローラ」に感嘆符が付いています。
もちろん、ASUSからダウンロードしたインテルのチップセットドライバーはインストール済です。
調べたところ、インテルのManagement Engine Interfaceを適用すればOKとの記事を見つけた為、インテルのサイトで検索してみたのですが、それに関してのドキュメントしかヒットしません。
インテルのダウンロードセンターをグルグル探し回る事30分!やっと実行ファイルを見つけました。
ダウンロードはここのページの上から2番目「SetupChipset.exe」の項の左側のダウンロードマークです。
機種には依存しませんが、OSは限られるようです。
しかし、Windows 10の記述はありません。
一か八かでダウンロードして実行したら、見事デバイスマネージャーは全OKです!
正式にWindows 10 をサポートしているわけではないので、自己責任でお願い致します。
使用環境
OS:Windows 10 Pro 64bit
PCケース:BitFenix Ronin
マザーボード:ASUS Z97-PRO
CPU:intel Core i7-4790K
CPUクーラー:Scythe阿修羅
メモリ:Kingston HX324C11SRK2/16×2 合計32GB
グラフィックスボード:なし(CPU内蔵GPU)
システム用SSD:Crucial CT512MX100SSD1
ビデオ編集用SSD:intel SSDSA2MH080G2C1
データ用HDD:WesternDigital WD30EZRX
バックアップ用HDD:WesternDigital WD20EARS
バックアップ用HDD:HITACHI Deakstar 0S03357
光学ドライブ:PIONEER BDR-209XJBK2
コメントを残す