昨年の今ごろ、 CyberLink PowerDirector 13を購入してレビュー記事を書いたのですが、早いものでもう1年近く経ちました。
通常の使用で、ホームビデオを編集してブルーレイディスクに焼いたり、デジモノのレビュー動画をYou Tubeに上げたりするには13で十分満足ですが、新機能が気になって、またNewバージョンの14を購入してしまいました。
その新機能の中で1番の目玉がモーショントラック機能です!
モーショントラック?
例えば、動いているクルマのナンバーを追いかけてモザイクをかけ続けるアレです。
PowerDirector 13まではこの機能が無かった為、このようなシーンでは苦労しました。
他にもっと楽な方法があるのかもしれませんが、60iなど30fpsの動画の場合、1フレーム毎に(1秒なら30個、10秒なら300個)モザイクのマスクを作り、少しずつ少しずつ動かすという大変な作業をしていました。
PowerDirector 14ではモーショントラック機能が追加されたのでこのような作業が実に簡単になりました。
もちろん、1つのクリップに幾つものモーショントラックを設定できるので、複数台のナンバーにモザイクをかけることもできます。
もう1つ新機能で目立つのはスクリーンレコーダーが装備されたことです。
アイコンを見ても解るようにPowerDirectorを起動しなくても単体で動作します。
その上、キャプチャした動画はすぐにPowerDirectorに取り込めます。
画面キャプチャーソフトも各社から出ていますが、マウスポインタがキャプチャされないものも多く、オンライン動画のキャプチャには使えても、アプリケーションなどの操作説明には使えません。
その点、PowerDirector付属のスクリーンレコーダーはマウスポインタが写る上にクリックした位置もマーカー表示(カラーの変更可)されるので役立ちます。
しかーし、モーショントラッキングも、画面キャプチャもCorel VideoStudioなどでは2世代くらい前から実装されています。
それではなぜ、CyberLink PowerDirector 14を選ぶのか?
これはあくまで、個人的な主観に基づくものですが、わかり易くて使い易いからです!
考えずに簡単に使えるインターフェース。モーショントラックの操作画面でもお分かりのように、ちょっと解り難い操作は画面に手順が書いてあったりします。
そして、エフェクトやトランジションは業界最多を誇ります。
ブルーレイディスクに焼く時なども、洒落ていて・ボタンなどのカスタマイズもできるメニューが豊富に揃っています。
Director zoneを覗けば、その他のメニューも無料でダウンロードできます。
そんなPowerDirectorも「64bitにネイティブに対応」を初めて謳ったver.9とその次の10くらいの時は、“落ちる・固まる”ばかりで使い物にならず、暫く他のビデオ編集ソフトに浮気していましたが、ver.13からは非常に安定していて、起動ロゴも一瞬で終わるくらい軽快なソフトに生まれ変わっています。
とにかく、機能が豊富なのに分かり易いので、これからビデオ編集を始めたいという初心者から、凝った映像を作りたいベテランまでおすすめの1本です。
コメントを残す