先日、SONYα6300+E PZ 18-200mm F3.5-6.3 OSSの使用レポートの中で、4K動画の実写サンプルを掲載しましたが、今回はそのサンプル動画の作成についてです。
その際、AMD RADEON ではハードウェア ビデオ エンコーダーが効かない事が発覚しました。
まず元となる動画は、メモリーカードの速度検証の意味も兼ねて、α6300の4K動画最高画質であるXAVC S 3840×2160/30p(100Mbps)で撮影しました。
何本か撮影したビデオクリップを取り込み、不要な部分をカットし、クリップ間にフェードを入れ、字幕の挿入などを施し、YouTubeにアップできるよう1本にまとめ上げレンダリングします。
吐き出す動画はPowerDirector14での4K最高画質XAVC S 3840×2160/30p(60Mbps)です。
4K画質を選択すると、「ハードウェア ビデオ エンコーダー」の項目がグレーアウトしていてチェックが入れられません。
AMD RADEON R7 370でも、同じXAVC SのFull HDまではハードウェア ビデオ エンコーダーが選択できたのですが。
ハードウェア ビデオ エンコーダーが効かないとなれば、当然CPUだけでエンコードすることになります。
6分の動画を吐き出すのに、所要時間12分前後と表示されていたのですが、熱が上がり過ぎた為か、(CPUクーラーはもちろん大型のものを載せていますが)最後まで到達すること無くパソコン自体が落ちてしまいました。
そこで、どうしようか悩んだ結果、オンボードグラフィックの方にディスプレーを繋ぎ直してQuick Sync Videoを試みることに。
こちらにしたらPowerDirectorの表示もintel Quick Sync Videoが現れ、高速ビデオレンダリング技術が使えるようになりました。
Quick Sync Videoが効いていると、CPUの使用率も約半分で消費電力も低く抑えられています。
同じ6分の動画を吐き出すのに、所要時間7分前後と大幅に短縮されました。
しっかり、4K動画が生成され、YouTubeにアップできました。
こうなってくると、私はゲームもやらないですし、ビデオカードを挿しておく意味があるのか考えどころです。
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