Windows 8のユーザーインターフェースを旧Windows化できるソフト『Back to XP for 8』が、11月15日にマグノリアから発売されます。
主にスタートボタンの設置と、MS Officeのツール&メニューバーを復活させるソフトで、パッケージ価格は3980円。30日無料試用版の提供も開始されました。 メーカサイトの宣伝文句には「そろそろパソコンを買い換えたいけど、Windows8は使い方がよくわからない」 そんな声にお応えして、
Windows8を極限までWindowsXPに近づけます!とあります。
気になる方が多いのか、このニュースが発表になった10月22日の
午後9時現在、メーカーサイトはパンク状態でした。
8.1では一応“スタートボタンもどきは復活” しましたが、それでも使い勝手は従来のイメージの“パソコン”とはほど遠いものです。
そこで、このソフト!Back to XP for 8
まず1番目の機能がWindows8にスタートボタンが復活!
Windows8で戸惑う人が多い「スタートボタンが無い」を解消!
そして、スタートメニューはXP風だけでなく、95/98/Me風やVista/7風も選択可能です!
これならどのOSから乗り換えても安心ですね!って今95/98/Me使っている人いるのでしょうか?もうとっくにサポート切れているはずなのですが・・・
稀に業務用で使っているスタンドアロン機(ネットワークに繋げていないパソコン)ならあるかもしれませんね。98でしか動かない伝票作成ソフトを使っているとか?
2番目の機能が、スタートメニュースタイル選択などの詳細設定。
コントロールパネルのカテゴリ表示やスタート画面スキップ、シャットダウンのデフォルト設定(シャットダウン、再起動、休止、スリープ)など、色々な項目で詳細な設定が可能のようです。
3番目にXP風の壁紙も選択可能!
XPで慣れ親しんだ、草原と青空の写真も4Kサイズで復活です!
余談ですが、あの草原の風景、XP機を買った時は「現実離れした美しさ」に良くできた“CG”だとばかり思っていましたが、写真家のO’Rearさんの撮影した写真だということが昨年話題になっていました。 4番目が、便利なツール呼び出し機能!
デフラグや不要ファイル削除、タスクバー設定などXPや7だと迷わず使えた機能が8でも簡単に呼び出せます。
そして5番目が、MS-Officeにメニューバーとツールバーを復活させるというもの。
Officeは2007からリボンというインターフェイスが採用され、メニューバーとツールバーが廃止されました。
このリボンも操作項目毎のタブに分かれていて、慣れれば使いやすのですが、2003以前のユーザーからすれば、いきなり使うにはかなりの努力が必要かも知れません。
それがBack to XP for 8を使えば、メニューバーとツールバーが復活して、XP時代と同じ使い勝手になります。
そしてこのソフト、動作も軽く8が普通に動く環境なら問題なく動作します。
勿論64ビット対応!
一般家庭や小規模オフィスで使うには“強い味方”になってくれそうです。
大企業などでも使えるようにボリュームライセンスも用意されていて、ライセンス数が多いほど割引率も高く、10000ライセンス以上だと
1ライセンス当たり597円で、なんと85%の割引です。
ただ大企業で使うには、インターフェイスよりもまず、クリアしなければならない問題があります。
それは、現在 “XPで使用している業務アプリが正常に動くか”という事。
私がXPから7に乗り換えた時は、ほとんどのXPアプリが互換モードを使わずとも“インストール&正常動作”ができたのですが、8にした時は7で使っていたアプリの半数以上が動作せず、インストールすらできないものも有りました。
マイクロソフトやオラクルなど大手のデータベースソフトなら8にも対応済みでしょうが、企業によっては、自社専用の業務アプリを特注で作らせていることも多く、全部を8対応にするには莫大な費用が掛かりそうです。
それらの問題をクリアした上で、Back to XP for 8を使えば“働く側”からすれば業務効率が上がることは間違いなしです。
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