以前、 SEL70300G の三脚座についての記事を掲載したところ、「ハルパン三世」様より専用のマウントリングがある旨のコメントを頂いたので、早速わたしも購入してみました。
「ハルパン三世」様はUSA Amazonで購入されたようですが、私は英語もわからないし、もしトラブルがあった時に困るので、高いのを承知で日本のAmazonで出品者からの購入です。
この商品、アメリカのプロダクトのようですし、製造は中国のようなので、気になるのはその精度です。
もし、バリなどがあれば、レンズ自体を傷つけてしまうかもしれません。
私は以前、金属加工の仕事もしていたので、その辺りを詳しくレポートしてみようと思います。
まず、金属加工の丁寧さですが、これはまずまずです。
削りも塗装も丁寧で、バリも尖ったところもありません。
レンズに当たる部分のクッションもしっかり貼り付けされています。
部品の加工自体は問題ありません。
ただ、中国での組み立てはちょっといい加減です。
明らかに台座とリングの組み立てがずれています。
これに関しては、底の六角ネジ2本を緩めてズレを戻して締め直せば大丈夫です。
必要なのは3mmの六角レンチ1本です。
六角レンチはダイソーで売っている六角レンチセットで十分です。
次に、金属加工の精度です。
スイッチ類の枠とリングの切り欠きはピッタリです。
装着前は少しすき間がありますが、取り付けネジを締め付けると全く遊びはありません。
これなら、水平を取るために自分で印をつけるなどの手間も要りません。
装着した時の安定感についてです。
バランスが良く、不安はありません。
最後は装着した時、水平は出ているかです。 α6500の水準器で見た限りでは、しっかり水平も出ています。
あと注意点としては、装着した状態ではα6500のグリップの奥まで指は入りません。
専用設計で切り欠きがあるので、手持ち撮影の時に台座を上に回す事もできません。
このマウントリングを外すにはレンズをボディから外す必要があるので、撮影に入る前に被写体に合わせて予め付け外しをしておいた方がよさそうです。
望遠端で速い飛行機などは撮る場合、手ブレの恐れがあるのでマウントリングと一脚などを使った方がクッキリした画像が得られます。
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