一昨年、キャノンMG7730を購入しましたが、新生活を始める息子にあげてしまったので、新しいプリンターを買うことに。
今までずっとキャノンで来ましたが、2世代前から前面2段給紙を廃止して、おまけに前面トレーにA4用紙をセットするとカセットが本体から飛び出したままという無様な恰好なので、諦めてエプソンを買いました。
うちはパソコンラックの上段にプリンターを置いているため、前面2段給紙が必要です。
年賀状シーズンに背伸びをしながら、うしろにハガキを差すのは大変ですから。
そのようなわけで、今回購入したのは、エプソン『EP-880A』です。
このプリンターは前面2段給紙なうえ、厚紙は背面に差せるという3 Way給紙となっていて便利です。
本体の質感は、天板はマット調でまあまあですが
フロントパネルはなんともチープです。
まるで事務机の上に置くレターケースのような質感です。
まあ、質感に関しては、ヨドバシアキバの店舗で実機を見て買ったので納得の上ですが。
開梱して初期設定としては、ヘッドの調整を自分でしなければならずちょっと面倒です。
キャノンはこんなの自動だった気がします。
パターンを幾つか印刷して、それを元にタッチパネルで数字を選んでいきます。
右側のマゼンタのパターンを見て、線の重なりも隙間もないように調整します。
A4普通紙に写真を印刷してみて、線が重なっているところがあったので、もう一度マゼンタのパターンを印刷して調整の繰り返し。
3回目でやっと線が見えなくなりました。
最良の調整と思えるところで、A4写真用紙に写真を印刷してみました。
もちろん、設定は「写真用紙」「きれい」を選んでいます。
そのため、粒状感・解像度などはまずまずの出来栄え。
この設定だと、重なりの線は見えていません。
しかし、ところどころに印刷むらが出ています。
L版くらいなら良いかもしれませんが、A4印刷して飾るなどは絶対無理です。
写真印刷の美しさは、やっぱりキャノンに敵わないようです。(主観)
うちの場合、殆ど写真印刷をしないので、プリンターの出番はWeb ページや年賀状の印刷、ホームビデオのディスクレーベルの印刷に限られます。
そのため、写真の品質より使い勝手を取るので、この機種を選択して良かったと思っています。(ちょっと負け惜しみ)
手動でヘッドの調整が必要なのは、インクカートリッジを縦に並べたのも関係しているのでしょうか。
これも、プリンターを小さくするための苦肉の策なのかもしれません。
今までのようにインクを横に並べると、6色の場合A4用紙より左右に少なくとも5色ぶんずつの幅を持たせなければなりませんから。
EP-880Aのインクを縦に並べたスタイルは、まず一番奥の色を印刷して紙を送り、最初の部分の紙に奥から2色目を重ねる間に次の列に1色目を吹き付けるという、言わば「輪唱スタイル」です。
この専用インクの愛称は「クマノミインク」ですが、私はこの印刷方式を「森のくまさん方式」と名付けました。
というわけで、
使い勝手を取るならEPSON EP-880A
写真印刷の品質を取るならCanon PIXUS TS8130という選択になるようです。
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