前回、Officeインストール後のCドライブの空き領域を表示しました。
今回は、少ないCドライブを少しでも温存するために、ドキュメントやミュージックなど全ての保存先をHDDドックの方に変更するための方法と、サクサク動かすためのパフォーマンスの設定方法などを解説していきたいと思います。
まず、Windows8.1のユーザーインターフェースですが、8から8.1になってスタートボタン復活!!と喜んだのもつかの間、スタートボタンとは名ばかりでこれをクリックしてもXPや7のようにスタートメニューが表示されるわけではなく、ただデスクトップ画面と“タイル”の表示されたスタート画面を行ったり来たりするだけのボタンでした( ゚Д゚)ハァ?
このOS、使いにくい事この上ないです!
シャットダウン1つとっても、画面の右下をポイントして→出てきた設定ボタンをクリックして→電源ボタンをクリックして→シャットダウンをクリックと4工程踏まなければなりません!
7だったらスタートボタンをクリックしてシャットダウンをクリックするだけの2工程で済んだものを。
これはパソコンの為のOSではありませんね。タブレットに特化したOSです。
スマホなどのように、電源など落とさず常に点けっぱなしにしておくように出来ています。
とても業務用のパソコンで使えるシロモノではありません。
いくらスマホ全盛とは言え、Officeなども入れているわけですから業務に使うことも視野に入れているはず!
タブレット用とパソコン用のOSを別々につくれないのなら、せめて使う人の好みでボタン1つでモードを切り替えられるようにしてほしいものです。
次回はユーザーインターフェースを旧Windows化できるソフト『Back to XP for 8』の使用感についてレポートしようと思っていますが、ユーザーにこのような手間を掛けさせず、今までの流れで迷わず使えるものを作るのが、今まで何億本ものOSを売ってきた会社のあるべき姿だと思うのですが。
前置きが長くなりました。
まずドキュメントなどの保存場所の変更方法です。
初期状態では「名前をつけて保存」を選ぶとc:Users◯◯(アカウント名)documentsなどが選択されています。
これだと、少ない空き容量のCドライブに保存されてしまい、すぐに満杯になってしまいます。
毎回、保存先にDドライブを選択すれば良いのですが、これでは面倒です。
そこで、何も考えずにHDDドックのDドライブに保存されるように設定を変更しましょう。
まず、デスクトップモードでもスタートモードでもどちらでも良いので、Windowsキーを“押しながら”Eキーを押します。
すると、下図のようなウィンドウが開くので、OS(C:)ドライブをダブルクリック→User→自分の名前のフォルダの順番で開きます。 下図のドキュメントを右クリックして出てくるショートカットメニューの“プロパティ”を選びます。
上記の画面で最初はc:Users◯◯(アカウント名)Documentsになっているのですが、“移動ボタン”を押してPC→DドライブにDocumentsという名前のフォルダを作って変更します。
その後、ミュージックやピクチャーなど同じ手順で移動しましょう。
こうしておけば、いつも保存先はDドライブになります。
ただ、お気に入りとデスクトップは移動してしまうとタブレットで使う時、デスクトップモードでは I E でお気に入りが使えないなどの不具合が起こりますので、この2つは移動しないようにしましょう。
次にサクサク動くようにするため、パフォーマンスの変更をします。
デスクトップモードの時に右下の隅をポイントして出てくる“設定”をクリックします。
コントロールパネルをクリックします。
コントロールパネル→右上のカテゴリ表示を大きいアイコンに切り替える→システムをクリック
左の方の“システムの詳細設定”をクリック
詳細設定タブのパフォーマンスの項の“設定”をクリック
パフォーマンスオプションの視覚効果タブでカスタムの下の枠内、上から3,4,5,7,8,9、11,13,14,15,16番目のチェックを外します。
これは何かというと、ウィンドウやマウスポインタの下に影をつけたり、ウィンドウを開いた時に向こうから起き上がって来るように表示されたり、ウィンドウの最大化や最小化の時にぽよ~んと徐々に大きくなったり小さくなったりするものです。
このようなアニメーション効果の為にCPUパワーも消費されるし、アニメーション効果の間の待ち時間で、もたついた感じになるのを防ぐために上記の設定をしています。
これで、ウィンドウを開く時も閉じる時もパッパッと動くので、体感速度がだいぶ速く感じられるはずです。
この設定をしておけば、通常のネットサーフィンやメールなどを使う分にはもたついた感じは殆どなく軽快に使えます。
あと、Office2013はエクセルやワードを開いた時に、初期設定ではテンプレートが表示されてしまい、すぐに空のブックが開きません。
ここでは、エクセルを開いた時にすぐ空のブックが開くようにする設定方法を解説します。
まず、テンプレート選択画面が出たら空のブックをクリックします。 ファイルタブをクリックします。
オプションをクリックします。
一番下の“このアプリケーションの起動時にスタート画面を表示する”のチェックを外しOKボタンを押します。
これで、エクセルを開いた時にすぐ空のブックが開きます。
ワードやパワーポイントも同じような手順でチェックを外しましょう。
8.1で良くなったところはあまり無いのですが、唯一挙げるとすれば、ファミリーセーフティーが便利に使えるということでしょうか。
子どもにパソコンを使わせる場合、今までは有料サービス等でフィルタリングをかける必要がありました。
しかし、8.1ではパソコンにログインするためには、同時にoutlook.comにもログインする設定になっているため、子どものパソコン使用時間、これは1日何時間とかも設定できますし、同時に夜何時以降は使えないなどの設定も出来ます。
また、ネット使用の範囲やゲームの年齢制限など細かく設定できます。
無料で設定できるので、親のアカウントで使わせるのではなく、ここは是非とも子どものアカウントを別に作ってしっかり設定しておきたいところです。
長くなりました。
お読みになっているあなたもそろそろお疲れの頃と思います。
今日はこのへんにしておきますが、また8.1の便利な使用法などパソコンを“楽しく安全に”使う方法を引き続き解説していきますので、たまに覗いて頂けると嬉しいです!
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