“Back to XP for 8”は、使いにくいWindows8.1のユーザーインターフェースをWindowsXPや7風に改善できるソフトです。 インストールして使ってみました。このソフト自体は実に役に立つソフトです。
しかし、この機種ASUS T100TA-DK532GSには向いていません。
“Back to XP for 8”の使用レポートの前に、前回触れたCドライブの空き容量について、もう少し触れておきます。
前回の記事で、Officeをインストールした時点で14.1GBだった空き容量。 少なくて不安なので、コントロールパネルから“プログラムと機能”を選択して不要なプログラムを削除しました。 ただ、この機種の場合、削除できるアプリケーションはあまり入っていません。
私の場合、クラウドサービスはMicrosoftのスカイドライブを使うことにしたので、とりあえずASUSのクラウドサービスアプリのみ削除しました。
また、スタート画面のタイルに並んでいるアプリは、Office以外のほとんどがネット上で動くもので言わば“ランチャー”のみ、アプリ本体は入っていません。
その証拠に前述のプログラムと機能にはタイルのアプリは並んでいません。
ランチャーのみなので、削除しても数十キロバイト単位しか空きません。
少し不要アプリを削除したところで、ディスクの空き容量を確認しました。
な、なんとアプリを削除したのに逆に空き容量が減っています! 考えたら、“システムの保護”を無効にしていませんでした。
“システムの保護”はパソコンにソフトをインストールしたり、削除したりと変更を加えた時にその変更点を記録する機能です。
この機能、アプリケーションの追加や削除を行う度に記録していくので、WndowsUpdateよりもディスクの空き容量を食い潰すこともあります。
今回はまだ買ったばかりのパソコンなのであまり多くありませんが、それでも300MBほど消費していました。 これが古くなると、3GBとか4GBとか平気で使います。
その上、私の経験では不具合に陥ったWindowsを“システムの復元”機能を使ってまともに修復出来たことがありません! なので、この機能は無効にしておきましょう。
コントロールパネル→システム→システムの保護とクリックします。 (コントロールパネルの開き方は前回の記事で書いています) システムの保護タブでCドライブが選択されていることを確認して「構成」をクリック
復元ポイントの「削除」をクリック
「続行」をクリック
システムの保護を無効にするにチェックを入れ「OK」をクリック
「はい」をクリック
Cドライブのシステムの保護が無効になっていることを確認して「OK」をクリック
これで、システムの保護が無効になりました。 Windows7の時はHome Premiumでさえ「バックアップと復元」が標準装備されていて、アプリケーションのインストールや各種設定が終わった状態で丸ごとシステムイメージとしてバックアップ出来たのですが、8.1ではコントロールパネルを探しても見当たりません。
不具合に陥った場合、ASUS T100TA-DK532GSでは、起動時メーカーロゴが表示される前にF9を押して画面の指示に従って進むと、「工場出荷状態」に戻すことはできるようなので、諦めて設定をやり直しましょう。
そして、今日の本題の「Back to XP for 8」についてです。 インストールして少しいじってみました。 このソフト自体は実に快適で、XPや7ユーザーが8に乗り換えても迷うことなく“パソコンとして”使うことが出来ます。 しかし、ASUS T100TA-DK532GSに関してはオススメ出来ません!
理由は、キーボードドックに接続中は7風のデスクトップモードでもキーボードがあるから困らないのですが、問題は切り離してタブレットとして使う時です。
タブレットにした時、7(XP)風のデスクトップ画面でInternet Explorerを起動した場合、画面上にタッチキーボードが表示されないので検索窓に文字を打ち込むことすらできません。
仕方なしに、スタートメニューからタイルアプリを1つ起動して、そのアプリを画面下にドラッグして閉じると“タイルがいっぱいの”8.1スタート画面に戻るので、こちらの「e 」を起動することでやっとタッチキーボードが使えるようになります。
この機種ではかえって手間がかかるので、断念してアンインストールしました。
この機種での「Back to XP for 8」について後日追記
「Back to XP for 8」をこの機種でも使えないか色々試した結果、良い方法がありましたのでこちらにまとめました。
———-追記ここまで———-
不便ですが“8.1”は8.1として「不便に」使うしかなさそうです。Orz
アップルはパソコン用には「Mac OS」、タブレット・スマホ用には「ios」とちゃんと専用のOSを用意しているのに、Microsoftはどっちつかずの中途半端なOSを作ったのはなぜ?
まさか、ASUS T100TA-DK532GSのようなハイブリッドPC用に開発?
7のようなユーザーインターフェースでも、スクリーンキーボードが使えればタブレットでも問題なく使えるはずなのに。
やはり、アプリも自社から買うように“囲い込み”したかったからでしょうか?
このOSでは、メイン機(デスクトップPC)の7を更新する気にはなれません!
“9”?に期待します。
最後に、ディスク容量不足についてですが、8.1はフラッシュメモリなどをドライブの拡張用に使う機能が有るようです。
ASUS T100TA-DK532GSはキーボードドックが付いている時は500GBのHDDがあるから良いのですが、タブレット単体では不安です。
この機種はMicro SDのスロットがあるので、挿してドライブの拡張をしてみます。 今、64GBのMicro SDXCでも4~5,000円で買えるので是非使うべきです!
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